こんにちは。杜氏代行の森脇と水瀬です。
1月の問題は・・・
樽酒する問題でしたね。
たくさんの回答をいただき、ありがとうございました。
今月のプレゼント当選者は・・・
プレゼント当選者は、現在、厳正なる抽選中!
当選発表は、2月17日。
しばらくお待ちください。
さあ、2月の問題には、もうチャレンジしてくれたかな?
次は、あなたが当選者かもしれませんよ!
お正月には初詣の御神酒やお屠蘇などで、日本酒を召し上がった方が多いかと存じます。
また、新年を迎えるお祝いや仕事始めで「鏡開き」をされた方もいらっしゃるでしょう。
「鏡開き」は、1月11日に、お供えしていた鏡餅を下して、神仏に感謝の気持ちを示し、一年の健康と発展を願って食べる行事のことですが、酒樽の蓋を開くことも「鏡開き」と呼びます。
酒屋では、酒樽の上蓋のことを「鏡」と呼んでおり、神事やお祝いで酒樽が供えられた時には樽の鏡を開いて酒を振る舞います。
「鏡」は円満を、「開く」は末広がりを意味し、めでたさの象徴です。
鏡開きでは写真のような酒樽が使われます。
【 問 題 】
鏡開きで使われる酒樽を何と呼ぶでしょうか?
ヒント…今回はノーヒントです。
正解は1.の「菰樽(こもだる)」と言います。
菰樽は、杉などの木で作られた樽に、マコモや藁などで作られた菰(こも)を被せているので、そう呼ばれます。近年では藁の代わりにポリプロピレンなどの樹脂で作られた菰も多くなっています。
江戸時代、日本酒の主産地である灘、伊丹がある上方から江戸へ運ぶのに、「樽廻船」と呼ばれる船が使われていました。その船で輸送する際に、樽と樽がぶつかって酒樽が壊れないように、樽に菰を巻いて保護したのが始まりとされています。
菰には、どこのお酒か分かるように蔵元の商標などが焼き付けされるようになり、これを「印菰(しるしこも)」と呼びました。そして、江戸に送られた後、各銘柄が印された菰樽は、広告媒体として酒屋などの店頭広告としても使われました。
現在では、奉納された菰樽を飾っている神社が各地にあります。なかでも「お酒の神様」として有名な京都の「松尾大社」や、日本一の参拝者数を誇る東京の「明治神宮」には数多くの酒樽が飾られており圧巻ですので、機会があれば是非ご覧になって下さい!
杜氏代行からの挑戦状は、毎月お送りしています。
次は、あなたが当選者かもしれませんよ!