日本酒に合うおつまみの定番!「スルメ(あたりめ)」のアレンジレシピ
【画像のレシピ:漬けスルメ】
日本酒に合う定番おつまみのひとつ、スルメ(あたりめ)。
スルメを買ってもいつもあぶって食べるだけ、という方が多いのではないでしょうか?実は、スルメはアレンジすることで、さまざまな味わいを楽しめます!
そこで今回は、おつまみの定番「スルメ(あたりめ)」のアレンジレシピをご紹介します。
Contents
スルメ・あたりめ・さきイカの違いとは?
ところで、イカのおつまみとしてよく耳にするのは、「スルメ」「あたりめ」「さきイカ」と3通りありますよね。この3つの違いについて、いまいち分からない……という方が多いかもしれません。
実は、スルメとあたりめに違いはありません!どちらも同じ、内臓を取ったイカを乾燥させたおつまみのことを指します。
では、なぜ2つの呼び方があるのでしょうか?
スルメは、結納品などの縁起物として使われるため「寿留女」という漢字があてられます。
しかし、スルメには、博打等でお金が無くなる意味の「擦る」や財布やお金を盗む意味の「する(掏る)」に通じ、縁起の良くない言葉が含まれるため、縁起の良い言葉「当たり」にかけて「あたりめ」と呼ばれるようになったそうです。
スルメを食べやすいように裂いたものを、「あたりめ」と呼ぶこともあります。
さきイカは、スルメとあたりめとは異なります。さきイカはスルメを炙ってから引き伸ばし、引き裂いて味を付けたものです。引き伸ばすことで、スルメ・あたりめよりも柔らかい食感になります。
ふんわりと柔らかく、白い見た目の「ソフトさきいか」は、生いかを乾燥させる前に皮を省いています。
いつものおつまみがさらにおいしく!スルメのアレンジレシピ
1. 漬けスルメ
スルメを調味料に漬けるだけで、さらにおいしいおつまみに変身!固いスルメが柔らかくなるため、今日は固いスルメは嫌だな……というときや、単にあぶるだけでは飽きたときにおすすめの調理法です。
まず、スルメを1杯まるごと使用する場合は、細かくカットしておきます。カットしてあるスルメはそのまま利用しましょう。使う調味料は、日本酒・しょうゆ・みりん。3:1:1の割合で合わせておきます。
チャック付きの袋やボウルに調味料を入れ、そこに昆布と、細かくカットしたスルメを入れます。15分程度漬けたら、「漬けスルメ」の完成。
「漬けスルメ」はそのままでもおいしいですし、軽く炙っていつも通りマヨネーズや七味などと合わせてもおいしくいただけます。旨味がさらに出て、日本酒との相性バッチリです!
日本酒は、キレのある純米酒と合わせると旨味がより引き立つでしょう。沢の鶴の日本酒であれば、「特別純米酒 実楽(じつらく)山田錦」がおすすめ。実楽は、お酒造りに適している山田錦を原料米として使用していて、スッキリとしたコクとキレのある味わいが楽しめる特別純米酒です。
- 特別純米酒
- あたりめ・スルメに合う!
130年の絆から生まれた山田錦名産地の特別純米酒です。純米酒本来の旨みに、芳醇な香りとキレの良さが特長です。
- アルコール度数:
- 14.5度
2.いかにんじん
福島県の郷土料理である「いかにんじん」。お酒のおつまみにもぴったりです。
にんじんを千切りにして、スルメもハサミで細くカットします。同じくらいの細さ・長さにすると見栄えが良くなる上、調味料が絡みやすくなります。
カットしたスルメは、日本酒に15~30分程度漬けて柔らかくしておきましょう。柔らかくなったらスルメを取り出し、残った日本酒は取っておきます。
次に、残った日本酒、みりん、しょうゆを混ぜ合わせます。みりん、しょうゆは、残った日本酒に対して、2:1くらいの割合でOK!調味料を混ぜ合わせたら、火にかけひと煮立ちさせます。火にかけた調味料の粗熱が取れたら、にんじん、柔らかくしたスルメを漬けて完成です。時間をおくと、スルメの旨味がにんじんにうつってより美味しくなりますよ。
「いかにんじん」は、日本酒の中でもフレッシュ感のある本醸造生酒と合わせてみてはいかがでしょうか。シャキシャキとしたにんじんの歯応えと甘みに、本醸造生酒のフルーティーでキレのある味わいが相性抜群です。
3. スルメの天ぷら
スルメは、味を付けて天ぷらにしてもおいしいですよ。
作り方は、まずスルメを水・日本酒・しょうゆに漬けて柔らかくしておきます。調味料の割合は、3:1:1程度。スルメが柔らかくなったら、食べやすいサイズにカットしましょう。
次に、小麦粉と冷水をさっくりと混ぜ合わせて天ぷらの衣を作ります。天ぷら粉を使ってもOK!カットしたスルメに天ぷらの衣を付け、約200℃の揚げ油で揚げるだけです。
旨味が凝縮された「スルメの天ぷら」は、日本酒のおつまみに最適です!
スルメの天ぷらに合わせる日本酒は、スッキリした口当たりの純米酒がおすすめです。沢の鶴の日本酒であれば「米だけの酒」がぴったり。米だけの酒は、口当たりが軽いなめらかなタイプの純米酒です。スルメの天ぷらと一緒に、じっくりと日本酒の旨味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
4.松前漬け
「 松前漬け」は、北海道の郷土料理で、スルメイカと昆布を細切りにして、調味料で漬け込んだ保存食です。数の子やにんじんなどが入っているものもあり、酒の肴にぴったりの漬物です。「松前漬け」は市販品もありますが、ご家庭でも作ることができます!
スルメイカと昆布を細切りにします。数の子は塩出しをして薄皮をむき、細かくほぐしておきましょう。鍋にしょうゆ、みりん、日本酒を入れてひと煮立ちさせてから、冷ましておきます。調味料の割合は等分で良いですが、甘めがお好みの方はみりんを少々多めにしましょう。
容器に細切りにしたスルメイカと昆布、ほぐした数の子、冷ました漬け汁を入れます。具材に汁がなじむように混ぜ合わせたら、冷蔵庫で2日ほど漬けておきます。
松前漬けには、大根やかぶなどを入れてもおいしく作ることができます。
松前漬けは、ごはんのお供にもなります。そのため、日本酒はお米の味をしっかりと感じられる純米酒がおすすめです。ふくよかな味わいの日本酒と、「松前漬け」の旨味を楽しんでみてください。
しぼりたてのフレッシュな味わいが楽しめる「純米生原酒 100人の唎酒師」と合わせてみてはいかがでしょうか。
おわりに
今回は、おつまみの定番、「スルメ(あたりめ)」のアレンジレシピをご紹介しました。
いつものスルメじゃ飽きてきた……、そんな方は、スルメをアレンジしておつまみを作ってみてはいかがでしょうか?スルメを柔らかくするためには日本酒が必須ですので、日本酒との相性はさらにアップします!
そして、調理方法によって合う日本酒も異なります。ぜひ、今回のレシピを参考にアレンジして日本酒と一緒に楽しんでみてください。
※レシピの画像はイメージです
1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。
沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。
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