父の日のおつまみレシピ11選。日本酒やビールに合う料理で感謝を伝えよう
父の日には「日本酒」や「ビール」と「手作りおつまみ」で感謝の気持ちを伝えてみませんか?日本酒・ビールはともに大きく4タイプに分けられ、それぞれに個性があります。相乗効果が期待できる「おいしい組み合わせ」で楽しい晩酌の時間を演出しましょう。手軽に作れる11のレシピを紹介します。
父の日におすすめの日本酒はこちらで紹介しています!
Contents
父の日は日本酒やビールに合うおつまみを作ろう!
近年、日本酒は「料理の引き立て役」から、料理とお酒の相乗効果を狙った「ペアリング」を楽しむものとして注目されています。また、居酒屋の定番であるビールも、味の特徴に合わせて料理と一緒に楽しむことができます。父の日は日本酒やビールと相性のよい「手作りおつまみ」でお父さんをもてなしましょう。
日本酒と料理のおいしい組み合わせ
日本酒は4つの種類に大別され、それぞれ相性のよい料理が異なります。
- 薫酒(大吟醸・吟醸酒)
- 爽酒(生酒・普通酒・本醸造酒)
- 醇酒(純米酒)
- 熟酒(熟成酒・古酒)
「薫酒」は華やかな香りと軽快な味わいが特徴です。旨味や風味が強い料理よりも、刺身や天ぷらなどの素材を生かした料理とよく合います。
「爽酒」は爽やかでスッキリとした味わいのお酒です。香りはおだやかで、和洋中と幅広いジャンルの料理にマッチするのが魅力でしょう。特に、冷奴や枝豆などの
「あっさり系おつまみ」との相性は抜群です。
「醇酒」はお酒自身の旨味やコクが強いため、料理にも同等のバランスが求められます。肉料理や煮込み料理などに合わせましょう。
「熟酒」は個性が強く、熟した果実やナッツのような独特の香りや味わいがあります。風味が強い料理や珍味、チーズなどとも相性がよく、脂の多い料理ともおいしく合わせることができます。
ビールと料理のおいしい組み合わせ
最近ではクラフトビールのブームが到来し、幅広い料理との組み合わせを楽しめるようになっています。ビールは製造法や原料によって多様な種類が存在し、風味や産地によって相性のよい料理が異なります。
ビアスタイルの代表的なタイプは4つあります。
- ピルスナー
- ペールエール
- スタウト
- IPA
「ピルスナー」は世界中で最も広く愛されており、日本でも流通している中で大半を占めているビールです。アルコール度数が4.0~5.0%と低く、ホップの苦味とキレのある爽快な喉越しが特徴です。その飲みやすさからどんな料理にも合いますが、揚げ物やソーセージ、唐揚げといった脂を感じる料理との相性が抜群です。
「ペールエール」はモルトとホップの豊かな香りとコクを感じられるのが特徴です。程よい苦味のある味わいで、クラフトビール好きの中でも人気の高いビールです。鶏の唐揚げ、肉じゃが、餃子など幅広い料理と合います。
「スタウト」は黒ビールの一種で、非常に味が濃く、チョコレートや深煎りコーヒーのような風味と苦味が特徴です。日本では「濃色の麦芽を原料の一部に用い、色が濃く、香味の特に強いビール」と定められています。味の濃い料理や煮込み料理などと相性が良く、また、デザートと合わせるのも黒ビールならではの楽しみ方の一つです。
「IPA」はインディア・ペールエールの略でペールエールの一種です。ホップの苦味としっかりとした風味が特徴で、アルコール度数は5.0%~7%前後とやや高め。料理と合わせるならカレーや角煮、ハンバーガーといった、ホップのパンチのある香りに負けない、濃い味の料理がおすすめです
ババリア0.0%の味わい
ババリア0.0%は、オランダ産のピルスナータイプのノンアルコールビールです。ビール本来の味わいに近付けるため、真空蒸留による脱アルコール製法で造られています。見た目も風味もしっかりビールを味わうことができ、ノンアルコールなので肝臓への負担が少ないのもポイントです。健康のためにお酒を控えているお父さんへの父の日ギフトにも、非常におすすめです。
ババリア0.0%について詳しくはこちら
- ノンアルコールビール
- オランダ産
- 24本ケース有
ビール本来の味わいが活きているピルスナータイプのノンアルコールビール
- アルコール度数:
- 0.0%
- 諸注意:
- この製品は20歳以上の方の飲用を想定して開発しております。
パパッと作れる簡単おつまみレシピ
愛情たっぷりの手の込んだ料理もよいですが、晩酌が待ちきれないお父さんには、10分程度で作れる簡単おつまみを用意しましょう!夕食に「あと一品欲しい…」というときにもおすすめです。
タコキムチ
タコキムチには甘口の日本酒がよく合います。発酵食品である「キムチ」にはアミの塩辛の旨味が凝縮されており、純米酒系の「醇酒」との相性が抜群です。ビールに合わせるなら、爽快感のあるピルスナーがキムチの辛味にぴったりです。
タコには疲労回復を助けるタウリンが豊富に含まれているため、お疲れ気味のお父さんにぴったりの食材です。
材料(3人分)
- ゆでダコ:100g
- キュウリ:1本
- キムチ:50g前後
- ごま油:大さじ1
- 塩・白ごま:適量
手順
- ゆでダコは乱切りに、キムチは粗みじん切りにする。
- キュウリはヘタを落とし、一口大にする。
- ボウルに材料と調味料(ごま油・塩)を入れてしっかり混ぜ合わせた後、ごまをふって器に盛りつける。
カリカリ梅とニラの冷奴
おつまみの定番中の定番といえば「冷奴」です。父の日は、梅・ニラ・ごま油を使って、風味豊かな「変わり冷奴」を作ってみましょう。合わせる日本酒は軽快で爽やかな大吟醸・吟醸酒の「薫酒」や、生酒・本醸造酒の「爽酒」がおすすめです。ビールは、定番のピルスナーはもちろん、ペールエールと合わせるとホップの香りと梅・ニラの風味が相乗効果を発揮してくれますよ。
材料(3人分)
- 豆腐:150g
- ニラ:1/2束
- カリカリ梅:3~4個
- ポン酢・ごま油:各大さじ1と1/2
- ネギ・鰹節:適量
手順
- カリカリ梅は種を取り、粗く刻んでおく。
- 小口切りにしたニラをごま油でサッと炒め、皿に盛りつける。
- ニラの上に食べやすい大きさにカットした豆腐をのせ、梅・ネギ・鰹節・ポン酢をかける。
アサリの酒蒸し
アサリの旨味が凝縮された出汁まで味わえる「アサリの酒蒸し」は、居酒屋でもダントツの人気メニューです。本醸造酒などの「爽酒」やピルスナータイプのビールと一緒に堪能しましょう。
アサリは煮過ぎると身が硬くなるため、口が開いたら火を止めて蒸らすのがポイントです。
材料(3人分)
- 砂抜きしたアサリ(大):1パック
- 日本酒:大さじ2
- ネギまたはアサツキ:適量
- しょうゆ:お好みで
手順
- アサリは砂抜きをし、流水で擦り洗いをする。
- フライパンにアサリを入れ、日本酒を注いで中火にかける。
- 貝の口が開いたら火を止めて2分間蒸らし、皿に盛りつけてネギやアサツキを散らす。
マグロのユッケ
刺身をコチュジャンだれに漬け込んで、生卵を添えるだけの簡単おつまみです。マグロやカツオなどの「赤身の魚」には、すっきりした味わいの日本酒よりも、芳醇でコクのある純米酒などの「醇酒」がマッチします。ビールと一緒に楽しむ場合は、コクのあるスタウトやIPAと合わせると良いでしょう。
材料(3人分)
- マグロのサク:150~200g
- 卵黄:1個
- しょうゆ:大さじ1
- コチュジャン・ごま油・日本酒・砂糖・ニンニク:各小さじ1
- 細ネギ・白ごま:適量
手順
- 調味料はボウルに入れて混ぜ合わせておく。
- 5mmの短冊切りにしたマグロと調味料を手早く混ぜた後、冷蔵庫で約30分寝かせる。
- 生卵をのせ、細ネギと白ごまを散らす。
茹でアスパラのマヨネーズ添え
シンプルながら素材の味が楽しめる「茹でアスパラのマヨネーズ添え」。旬のアスパラは栄養たっぷりで、お父さんの健康も気遣えます。爽快で香り高い吟醸酒や大吟醸を組み合わせましょう。ビールは爽快感のあるピルスナーがおすすめです。
材料
- アスパラガス:お好みの量
- 塩:小さじ1
- マヨネーズ:適量
手順
- アスパラガスは根元の固い部分を切り落とし、ピーラーで薄く皮をむく。
- 鍋にたっぷり湯を沸かし、塩とアスパラガスを入れて1分半~2分程茹でる。
- 水にさらしてから水気をきり、皿に盛りマヨネーズを添える。
お肉や魚介の粋なおつまみレシピ
肉や魚介類を使ったおつまみは食卓の主役です。「混ぜる・炒める・煮込む」の3パターンのレシピを紹介します。下準備に手間がかかるおつまみもあるため、時間配分を考えながら作りましょう。
牛すじとダイコンの煮物
居酒屋の人気メニューの一つです。じっくりと煮込むことで味がしみ込み、ダイコンも牛すじもトロトロになります。味がしみ込みやすいように、こんにゃくは手でちぎりましょう。ふくよかな香りとコクのある純米酒などの「醇酒」を組み合わせると、互いの長所が引き立ちます。ビール本来の旨味とコクが楽しめるババリア0.0%も、牛すじの旨味にピッタリ。ノンアルコールでも大満足の晩酌タイムになりますよ。
材料(3人分)
- 下ゆでした牛すじ:約400g
- ダイコン:1/3本
- こんにゃく:1枚
- だし汁:500cc
- 日本酒:大さじ3
- 砂糖:大さじ2
- しょうゆ:大さじ3
- みりん:大さじ1
- サラダ油:適量
手順
- ダイコンはいちょう切り、下ゆでしたこんにゃくと牛すじは一口大にし、サラダ油を熱した鍋で炒める。
- だし汁・日本酒を加え、沸騰したら砂糖・みりんを加えて弱火で20分間煮込む。
- ダイコンに火が通ったらしょうゆを加え、煮汁が少なくなるまで煮込む。
エビと菜の花の炒め
海鮮類は生で食べるのもよいですが、旬の野菜と一緒に炒めるのもおすすめです。ニンニクやごま油の香りが食欲を刺激し、お酒がどんどん進みます。
素材本来の味を楽しむために、味付けはできるだけシンプルにするのがポイントです。日本酒は香り高い大吟醸・吟醸系の「薫酒」を合わせてみましょう。ビールは軽めのピルスナー、柑橘系のホップ香のあるペールエールが良いでしょう。
材料(3人分)
- 下処理したエビ:9尾
- ホタテ:6個
- 菜の花:1束
- 薬味(ネギ・ニンニク・ショウガ):適量
- 塩・ごま油・水溶き片栗粉:適量
- 油:適量
手順
- ホタテは厚みを半分に切り、エビと一緒に下ゆでする。
- 菜の花はサッと塩ゆでする。
- 薬味を油で炒めた後、材料を入れて炒め、塩・ごま油・水溶き片栗粉で仕上げる。
豚の角煮
甘辛いタレと柔らかく煮込んだ豚肉のコントラストが楽しめる「豚の角煮」。濃厚でこってりとした味わいは、力強く深みのある古酒などの「熟酒」がぴったり合います。ビール好きのお父さんには、こちらも深いコクが特徴のスタウトと一緒に。
手間のかかる料理に見えますが、意外と手軽にできる点もおすすめしたい理由です。
材料(3人分)
- 豚バラ肉のかたまり:600g
- スライスしたしょうが(チューブでも可):1片
- 長ネギの青い部分:1本
- 水:400㏄
- 日本酒:200㏄
- 砂糖:大さじ3
- しょうゆ:100㏄
- サラダ油:適量
- 飾り用のネギ・糸唐辛子:適量
手順
- フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を入れて焼き色をつけ旨味を閉じ込める。
- 好みの厚さに切ってから、しょうが・長ネギ・水・日本酒と一緒に鍋に入れ、火にかける。沸騰したらアクをとる。
- 砂糖・しょうゆを加え、落し蓋をして弱火で40分煮る。
- 皿に盛り、ネギ・糸唐辛子を散らす。
鶏肉とダイコンの煮物
鶏の旨味が凝縮した「鶏肉とダイコンの煮物」は、鶏肉の油をすっきりとさせてくれる本醸造、生酒などの「爽酒」と相性のよい家庭料理です。ビールと楽しむならピルスナー、ペールエールの程よい苦味と合わせるのがおすすめです。
長時間火にかけるとダイコンが煮崩れするため、切り口の角を削る面取りは欠かせません。早めに火を止めて、余熱でゆっくり味をしみ込ませるのもよいでしょう。
材料(3人分)
- 骨付き鶏肉:6本
- ダイコン:1/3本
- だし汁:400cc
- 日本酒:大さじ3
- しょうゆ:大さじ2
- みりん・砂糖:各大さじ1と½
- オリーブオイル:適量
- 薬味ネギ:適量
手順
- ダイコンは面取りをし、食べやすい大きさにカットする。
- 鶏肉の両面をオリーブオイルで焼いた後、ダイコン・だし汁・砂糖を入れて煮込む。
- しょうゆ・みりんを加えて煮汁が少なくなるまで煮る。
椎茸の肉詰め
コロンとしたかわいい見た目ながら、「椎茸の深い風味が味わえる!」と評判のレシピです。軸を刻んでミンチに混ぜ込むことで、独特の歯ごたえが楽しめます。純米酒などの「醇酒」と一緒にいただきましょう。
ダイコンおろしとポン酢を添えるほかに、砂糖と醤油で甘辛く煮詰める方法もあります。煮詰めた椎茸の肉詰めは、スタウトビールの甘い風味と濃厚な味わいにぴったりです。
材料
- 椎茸:9枚
- 合いびき肉:150~200g
- 卵:1個
- すりおろしたショウガ:適量
- 塩・こしょう:適量
- サラダ油・片栗粉:適量
- ダイコンおろし・ポン酢:お好みで
手順
- 合いびき肉に調味料と卵、みじん切りにした椎茸の軸を入れてよく混ぜる。
- 片栗粉をまぶした椎茸に1を詰めた後、肉を下にして油をひいたフライパンに並べる。
- 肉に火が通るまで両面を焼いたら、皿に盛りつけてダイコンおろしとポン酢をかけ、お好みで、刻んだ大葉も一緒にどうぞ。
ハムチーズカツ
チーズ料理は日本酒との相性が抜群で、ハムチーズカツの塩味や中濃ソースには熟成酒といった「熟酒」がよく合います。ビール本来の苦味が味わえる「ババリア0.0%」と合わせるのもおすすめです!
材料(3人分)
- ロースハム(スライス):18枚
- スライスチーズ(とけるタイプ):3枚
- 溶き卵:1個分
- キャベツ:1/3個分
- 小麦粉:適量
- パン粉:適量
- 揚げ油:適量
- 中濃ソース:適量
- 練り辛子:適量
手順
- ハム3枚を重ねた上に角がはみ出ないようにスライスチーズを1枚のせ、さらにその上にハムを3枚重ねる。
- 1に小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつけ、180~190℃に温めた油で手早くこんがりと揚げる。
- 2を半分に切って千切りキャベツと器に盛り、ソース、練り辛子を添える。
おわりに
日本酒を贈るときは、銘柄や価格だけでなく「料理とのバランス」も合わせて選びましょう。軽やかな薫酒・爽酒には素材の持ち味を生かした料理、しっかりとした味わいの醇酒・熟酒には風味の強い料理を合わせるのが基本です。
父の日はお父さんの好みを事前にリサーチし、日本酒やビール×おつまみのペアリングを楽しんでもらいましょう。今回ご紹介したレシピは時間をかけずに簡単にできるものばかりなので、日本酒やビールのギフトとともに、感謝の気持ちを込めて作ってみてはいかがでしょうか。
父の日におすすめの日本酒はこちらで紹介しています!
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1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。
沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。
沢の鶴コーポレートサイトはこちら
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※お酒は20歳になってから。お酒は楽しく適量を。飲酒運転は、絶対にやめましょう。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児に悪影響を与えるおそれがあります。
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