【日本酒の資格9選】日本酒ソムリエや唎酒師になるためのおすすめ資格は?
日本酒の資格は、日本酒の魅力を知ることで日本酒をより楽しんでもらうことを目的としています。初心者の方向けの資格からプロフェッショナルとして認められる資格までさまざまな種類があります。
今回は日本酒の資格の種類と、日本酒ソムリエや唎酒師になるためのおすすめの資格をご紹介します。
Contents
【一覧】日本酒の資格の種類
日本酒に特化した資格は主に9種類あります。それぞれの資格の主催団体、現在の認定者数は以下の通りです。
日本酒ナビゲーター | ・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催 ・資格取得人数は2万人以上(2022年2月時点) |
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日本酒検定 | ・日本酒検定はNPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)が主催 ・資格取得人数は4,000人以上(2022年2月時点) |
唎酒師(ききさけし) | ・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催 ・3万7,000人以上が認定を受けている(2022年2月時点) |
酒匠(さかしょう) | ・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催 ・資格取得人数は約500人(2022年2月時点) |
国際唎酒師 | ・SSIインターナショナル(SSI INT’L)が主催 ・資格取得人数は5,600人以上(2022年2月時点) |
SSI研究室 専属テイスター | ・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催 ・資格取得人数は79人(2021年11月時点) |
日本酒学講師 | ・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催 ・資格取得人数は約500人(2022年2月時点) |
SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ) | ・一般社団法人日本ソムリエ協会が主催 ・資格取得人数は約5,200人(2022年1月時点) |
酒造技能士 | ・技能検定に合格すると与えられる国家資格 ・中央職業能力開発協会が問題を作成し、各都道府県で試験が実施される |
おすすめの資格
日本酒の知識を身に付けると、日本酒のプロとして日本酒をより楽しむことができます。ここでは、おすすめの資格を4つご紹介します。
日本酒ナビゲーター
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催するセミナーを受講することで「日本酒ナビゲーター」の資格を取得できます。日本酒の知識や楽しみ方を学ぶことができ、これから日本酒を学びたいという初心者の方におすすめの資格です。ホームページから希望の日程を選んでセミナーに申し込むことができます。セミナーは、好きな時間に好きな場所で受講できるオンデマンド受講か、全国各地で開催される会場での受講を選ぶことができます。講師によって講座内容や費用、使用する教材は異なります。
日本酒検定
日本酒検定はNPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)が主催しており、「日本酒についてより広く知り、もっと楽しんでもらいたい」という目的で実施されています。20歳以上であれば誰でも受験することができ、5級・4級はネット検定、3級はCBT試験、2級・準1級・1級は会場受験にて試験を行います。日本酒の歴史や造り方、楽しみ方の知識を問うマークシート形式の検定です。試験の開催日や費用は階級によって異なり、会場受験の場合はホームページで随時受け付けをしています。
唎酒師(ききさけし)
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催しており、日本酒提供販売のプロフェッショナルとしての資格です。「国際唎酒師」として海外や外国人観光客が多い場所で日本酒を広めたいという方にもおすすめの資格です。
20歳以上であれば誰でも受験資格があり、1次~4次までの試験に合格すると資格を取得できます。選択コースによって試験開催日や費用は異なりますが、試験内容は共通して筆記試験とテイスティングがあります。
SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)
一般社団法人日本ソムリエ協会が主催しており、日本酒・焼酎に特化した専門知識を身に付けたい方におすすめの資格です。7月から一定期間開催される1次試験と10月に開催される2次試験に合格すると資格を取得できます。
20歳以上、かつJ.S.A.SAKE DIPLOMA資格を保有していない方であれば受験資格があり、ホームページから申し込みができます。
もっと日本酒を追求したい人向けの資格
もっと日本酒を極めたい人、またはソムリエや唎酒師とは別の観点で日本酒の知識を身に付けられる資格を知りたい人向けに、おすすめの資格をご紹介します。
酒匠(さかしょう)
卓越したテイスティング能力を身に付けた、日本酒の商品選定・提供販売のプロフェッショナルに与えられる資格です。高度な嗅覚、味覚トレーニングやテイスティングによって、販促企画立案力の向上を目指します。唎酒師のさらに上の技術を追求したい人向けの資格です。※受講・受験資格として「唎酒師」「焼酎唎酒師」の認定などが必要です。
SSI研究室 専属テイスター
酒匠の中から選考された、より専門性の高いトレーニングを積んでテイスティングのプロとして認められた方に与えられる資格です。
酒匠の資格を取得後、専属テイスターの育成会に5回以上参加し、選考会でテイスティングに関する一定以上の成績を収めることで選考されます。一般的に非常に高度な資格と言われていますが、テイスティング能力を極めた専門家を目指したい方向けの資格です。
日本酒学講師
日本酒の専門的な知識を持ち、正しい情報を教授できる資格です。資格を取得すると「日本酒ナビゲーター認定セミナー」を主催し、日本酒ナビゲーターを認定する権利を持つことができます。日本酒の知識を深く学んで講師として日本酒の魅力を伝えたい、スタッフに教育したいという方向けの資格です。
酒造技能士
日本酒の製造に関する知識と技能を認定する国家資格です。1級・2級があり、学科試験と実技試験に合格すると取得することができます。20歳以上かつ実務経験が必要となります。日本酒製造の仕事をするために必須ではありませんが、働く上で技術度の信用に繋がるので取得しておくべき資格と言えます。
日本酒の資格を取得するメリットや活用例
さまざまな日本酒資格をご紹介しましたが、資格を取得することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、日本酒の資格を取得するメリットや活用シーンの例をご紹介します。
要望に添った日本酒の選定
日本酒の知識やテイスティング能力を身に付けることは、日本酒の選定時にとても役に立ちます。相手の要望に添った最適な日本酒の選定や、楽しみ方の提案をすることができます。
日本酒の販売促進
日本酒の資格を取得することで日本酒の販売促進に貢献することができます。資格取得者だからこその提案力や説得力で、消費者に日本酒の魅力や飲み方を伝授し、日本酒の販売を促せるでしょう。
会食などでの話題づくり
日本酒の資格は、プライベートの他に会食などのビジネスシーンで話題づくりに活用できます。特に相手が日本酒好きの方であれば共通の話題ができる上に、資格について興味を持ってもらえて会話が弾むことでしょう。また、お取引き先やお得意様の好みを聞いておくと、大事な場面の贈り物として日本酒を選ぶことができます。
贈答用の日本酒の選定
お祝い行事やビジネスシーンで日本酒を贈りたい時、日本酒に詳しくないため何を選べばよいか分からないという方も多いかと思います。
日本酒の資格を持っておくと、相手に喜んでもらえる日本酒選びに活用できます。相手の好みに合わせた日本酒が分かると、良好な関係づくりにも役立つでしょう。
日本酒のプロが贈る渾身の一杯『100⼈の唎酒師』
「100人の唎酒師」は、沢の鶴に在籍する100人以上の唎酒師が一つひとつの素材と製法にこだわった日本酒です。
「100人の唎酒師」の大きな特徴として、日本酒の発酵を止めるための火入れという加熱処理を行わず、「限外濾過(げんがいろか)」を用いて酵素を極限まで取り除きます。「限外濾過」という高度な技術によって品質の変化を抑え、生酒本来の味わいや豊かな風味を長期間保つことができます。
「100人の唎酒師」はしぼりたてのフレッシュでフルーティーな香りとコクのある味わいで飲みやすく、料理とも幅広く合うため食中酒としても楽しめます。
沢の鶴に在籍する日本酒のプロの思いとこだわりが詰まった「100人の唎酒師」を、美味しい料理とともにぜひお楽しみください。
- 純米生原酒
- 限外濾過製法
- アルコール度数:
- 18.5度
- 飲みごろ温度:
- 10℃(花冷え)~15℃(涼冷え)、20~25℃(常温)
おわりに
日本酒に関する知識を学ぶと、日本酒の違いや料理に合う日本酒を知ることができます。さらに資格を取得すれば日本酒に関する知識を持つプロとして、さまざまな場面で活躍の幅も広がるでしょう。
日本酒が好きな方や日本酒について深く知りたい方は、ぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。
沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。
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※お酒は20歳になってから。お酒は楽しく適量を。飲酒運転は、絶対にやめましょう。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児に悪影響を与えるおそれがあります。
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