初めてでも迷わず簡単に注文できる!居酒屋での日本酒の頼み方を解説
居酒屋で日本酒を飲みたいとき、どのように注文するか悩む方は多いのではないでしょうか。日本酒は種類が多いため、特に初心者の方だと自分の好みの日本酒を見つけることは難しいと感じてしまうかもしれません。
本記事では、初めての方でも簡単な居酒屋での日本酒の頼み方について解説します。
種類や銘柄ごとの味わいの特徴もご紹介しますので、ぜひ居酒屋で日本酒を頼むときの参考にしてください。
Contents
居酒屋での日本酒の頼み方【簡単フロー】
まずは、居酒屋における日本酒の頼み方の簡単なフローをご紹介します。
1.日本酒の種類・銘柄を選ぶ
純米酒や吟醸酒、本醸造酒などの種類、そして銘柄を選びます。
2.日本酒の量(酒器)を選ぶ
選んだ日本酒をグラス、徳利で飲むか選びます。お店によっては「もっきり」「升酒」などを選べることがあります。
3.日本酒の飲み方(温度)を選ぶ
最後に日本酒の温度を選びます。大きく3つに分けて冷酒・常温(冷や)・熱燗が一般的です。
居酒屋で日本酒を頼むときどのように注文すればいいか分からない方は、上記のようなフローで選んでいくのがおすすめです。
それでは、それぞれのフローごとに詳しく解説していきます。
1.日本酒の種類・銘柄を選ぶ
名称 | 分類 |
吟醸酒 | 吟醸酒、大吟醸酒 |
純米酒 | 純米酒、特別純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒 |
本醸造酒 | 本醸造酒、特別本醸造酒 |
普通酒 | 上記分類以外の日本酒(特定名称酒除く) |
吟醸酒や純米酒、本醸造酒、普通酒などさまざまな種類がある日本酒。それぞれ細かい違いはありますが、大きな違いとしては製造方法の規定です。
日本酒は種類によって味わいの特徴が異なるので、後述を参考に自分好みの日本酒の種類・銘柄を選びましょう。
吟醸酒の味わいの特徴
吟醸酒は米・米麹・水を原料とし、醸造アルコールを加えて造られる日本酒です。精米歩合が60%以下であること、吟醸造りという製法が用いられていることが本醸造酒と異なります。
また精米歩合が50%以下の吟醸酒は「大吟醸酒」に分類されます。
純米酒の味わいの特徴
純米酒は米・米麹・水だけで造られ、醸造アルコールを使用していない日本酒です。お米の旨味やコクをしっかりと楽しめます。また原料がシンプルな分、お米の味わいをダイレクトに感じられて、食中酒としてさまざまな料理と合わせやすい点も特徴です。
純米酒は精米歩合や製造方法によって「純米酒」、「特別純米酒」、「純米吟醸酒」、「純米大吟醸酒」の4種類に分類されます。
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本醸造酒の味わいの特徴
本醸造酒は米・米麹・水を原料とし、醸造アルコールを加えた精米歩合が70%以下の日本酒です。本醸造酒はスッキリとした辛口の味わいに仕上がり、クセが少ないため食中酒としても好まれます。
本醸造酒の中でも精米歩合の比率や製造方法によって「本醸造酒」、「特別本醸造酒」に分類されます。
普通酒の味わいの特徴
純米酒や本醸造酒のような特定名称酒に含まれない日本酒は普通酒と呼ばれます。普通酒は原料や精米歩合などの製造方法に決まりがなく自由に製造できるため、酒蔵ごとのこだわりの味わいを感じられることが特徴です。
2.日本酒の量(酒器)を選ぶ
日本酒を飲む際に用いられる酒器にはさまざまな種類があり、酒器によって日本酒の量や味わいの感じ方が異なります。日本酒をより美味しく飲むために、種類や飲む量に合わせて酒器もこだわって選びましょう。
グラス:手軽な量を簡単に飲める
グラスは冷たい日本酒にぴったりなさわやかな酒器です。お店によって容量は違います。手軽な量を美味しく飲みきりたい方やさまざまな種類の日本酒を楽しみたい方におすすめです。
徳利(とっくり):1つの銘柄をじっくり楽しめる
徳利とは首の部分が細くて下が膨らんでいる酒器です。一般的には1合(180ミリリットル)か、2合(360ミリリットル)の徳利を提供されることが多いです。1つの銘柄をじっくり楽しみたい方や数人でシェアしたいときにおすすめです。
珍しい酒器で楽しむのもおすすめ
居酒屋には、ご家庭であまり馴染みのない酒器も置いてあります。例えば、升の中にグラスが入っている「もっきり」で運ばれてきたときに、どうやって飲めばいいか悩んだ方もいるのではないでしょうか。もっきりはグラスに日本酒を移す飲み方や、升からそのまま飲んでも楽しむことができるので、いつもと気分を変えたいときにおすすめです。
3.日本酒の飲み方(温度)を選ぶ
日本酒はどの温度帯で飲むかによって味わいが変化するため、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。温度は大きく分けて、冷酒・常温(冷や)・燗酒の3つから選びます。
冷酒の特徴
冷酒は日本酒を冷蔵庫で冷やした状態のことです。温度帯は5~15度くらいで、暑い時期にはぴったりの飲み方です。一般的に日本酒は冷やすとスッキリとした味わいになると言われており、日本酒初心者の方でも飲みやすいでしょう。
常温(冷や)の特徴
常温(冷や)は冷やしたり温めたりせずにそのままの温度で飲むことで、日本酒本来の味を楽しむことができます。常温で美味しい日本酒はたくさんあり、どの料理とも合わせやすい温度帯です。
燗酒の特徴
日本酒を湯煎や電子レンジなどで温めた30~55度くらいの状態のことを燗酒、もしくはお燗と言います。燗酒の中でも5度刻むごとに呼び方が変わり、寒い時期に身体が温まるおすすめの飲み方です。居酒屋で燗酒を頼むと、熱燗(50度前後)で提供されることが多いです。
オン・ザ・ロックの特徴
オン・ザ・ロックは「ロック」と呼ばれることが多く、氷を入れたグラスにお酒を注ぐ飲み方です。オン・ザ・ロックの魅力は、時間が経つにつれて氷が溶けて少しずつ変化していく味わいを楽しめるという点です。
居酒屋で日本酒を頼むときに覚えておきたいポイント
ここからは居酒屋で日本酒を頼むときのポイントをご紹介します。
アルコール度数を確認する
日本酒のアルコール度数は15度前後のものが多く、ビール・ワインなどの醸造酒の中では比較的度数が高いお酒です。大量に飲みすぎると深酔いしてしまうので、お酒が弱い方はなるべく度数が低いものを選ぶと良いでしょう。
また、酔いが回るのを穏やかにするために和らぎ水(チェイサー)も一緒に頼み、日本酒と交互に飲むことをおすすめします。
甘口辛口を確認する
日本酒の甘口・辛口を判断するのに参考となる指標が「日本酒度」です。この数値がマイナスであれば芳醇でフルーティな甘口の味わいとなり、プラスであればキリッとした辛口の味わいに感じやすいです。自分が甘口・辛口のどちらの味わいが好みか分かると、日本酒度の数値を基準に日本酒を選びやすくなります。
料理との相性をチェック
日本酒は、和食はもちろん、洋食や中華などさまざまな料理との相性が良いことが魅力です。日本酒の美味しさをより楽しむためにも、料理との相性をチェックすることは重要なポイントです。
店員さんにおすすめを聞く
日本酒について分からない場合は店員さんにおすすめを聞くのが一番です。その際は「味の好み」と「どんな料理を食べたいか」を伝えると、店員さんに料理に合うおすすめの日本酒を選んでもらえます。店員さんと話すことで日本酒の知識も増えていくので、ゆくゆくは自分でお気に入りの日本酒を注文できるようになるでしょう。
美味しいと思った日本酒を覚えておく
実際に美味しかった日本酒の銘柄を覚えておくと、次に日本酒を頼むときの参考にできるので便利です。同じ銘柄のものを再度注文できますし、似た味わいで別の銘柄のものも挑戦しやすくなります。スマホで写真に残しておくとすぐに見返すことができ、自分の好みの傾向を知ることができるのでおすすめです。
日本酒が初めての方には飲みやすさ抜群の「SHUSHU Light」がおすすめ
日本酒が初めての方におすすめなのが沢の鶴の「SHUSHU Light」です。麹をたくさん使用することで旨味が凝縮されており、フルーティな香りとクセのない飲みやすさが特徴の甘口の純米酒です。
また「SHUSHU Light」はご自宅でカジュアルに楽しめるようにボトルのまま飲むことができます。アルコール度数も8.5%と日本酒をまだ飲んだことがない方でも飲みやすいアルコール感を実現しているので、お手に取りやすい日本酒となっています。さまざまな料理との相性も良いため、食卓を彩る食中酒としてもぴったりです。
ご自宅で気軽に楽しみたい方は、沢の鶴公式オンラインショップでも「SHUSHU Light」を購入することができます。
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[沢の鶴]SHUSHU Light(シュシュライト)180ml
手に取りやすい軽やかなボトルデザイン、フルーティーな香りとやさしい甘さ、心地よいアルコール感(8.5%)を実現しました。
- アルコール度数:
- 8.5%
- 飲みごろ温度:
- 冷や:10℃(花冷え)
おわりに
日本酒の頼み方の簡単なフローやポイントを押さえられれば、初心者の方でも居酒屋で日本酒を楽しむことができます。日本酒は種類によってベストな温度や飲み方が異なりますが、お気に入りの銘柄を見つけるにはまずは自分の好みを知ることが大事です。
美味しい料理と日本酒をより楽しむために、さまざまな種類の日本酒に挑戦してみてください。
1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。
沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。
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※お酒は20歳になってから。お酒は楽しく適量を。飲酒運転は、絶対にやめましょう。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児に悪影響を与えるおそれがあります。
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