「リーズナブルでおいしい日本酒」はどう選ぶ?純米酒を食卓に並べよう!
最近は、家で料理と一緒に日本酒を楽しむ方が増えています。日常酒として気軽に飲むのであれば、やはり「リーズナブルでおいしい日本酒」を選びたいですよね。リーズナブルというと普通酒をイメージしがちですが、最近は手に取り易い価格帯の純米酒も登場しています!今回は、手軽でおいしい日本酒の選び方や、沢の鶴の純米酒「米だけの酒」の魅力をお伝えします。
Contents
リーズナブルでおいしい日本酒、何を基準に選ぶ?
毎日の食事に合わせて、または晩酌の一杯として気軽に飲むのであれば、飲み飽きしない味わいの日本酒が良いでしょう。
そこでおすすめなのが、「純米酒」です。
純米酒は口あたりが良いものが多く、食事とも合わせやすい味わいです。原料は米、米麹、水のみ。醸造アルコールはもちろん、糖類、酸味料などの副原料を一切使っていません。食の安全や健康への影響について興味関心が高まっている今、米と米麹だけで造られた純米酒を日常酒に選んではいかがでしょうか?
純米酒は、国税庁の基準により原料の米は三等米以上、麹歩合は15%以上と決められています。最近では純米酒でもリーズナブルな価格で購入できます。
手頃に購入できるパック酒のメリット
パック酒は1.8L程の容量で1,000~1,500円、900mlで700~800円程とリーズナブルに購入できますが、パック酒のメリットは価格だけではありません。
まずは品質保持の面です。パック酒は日本酒の大敵である光を通さないため、品質劣化しにくいのです。
また、紙パック容器は軽く、飲み終わってから捨てるのも楽ですし、洗ってリサイクルに回すこともできます。
沢の鶴「米だけの酒」は日本産米100%の純米酒!
手軽でおいしい日本酒として今回おすすめしたいのが、沢の鶴「米だけの酒」です!
- 純米酒
米一粒一粒の力が生きています。こだわりと値ごろ感をあわせもった純米酒。
- アルコール分:
- 14.5度
- 飲みごろ温度:
- 15℃(涼冷え)、45℃(上燗)、50℃(あつ燗)
米だけの酒の由来
実は、発売当初、沢の鶴「米だけの酒」は純米酒規格ではありませんでした。2003年までは、純米酒を名乗るためには「精米歩合70%以下」という要件をクリアしなければならなかったからです。
沢の鶴「米だけの酒」は、純米酒レベルまで精米せずとも、厳選された国産米だけで醸造することで米本来の旨味を失わず、スッキリと飲めるワンランク上のパック酒を目指して生まれました。
現在は、純米酒の要件に精米歩合の規定はありません。沢の鶴「米だけの酒」を筆頭に、精米歩合の規定に達していなくても当時の純米酒と同レベルのおいしい日本酒が多く生まれたため、2004年以降、純米酒の要件から「精米歩合70%以下」が撤廃されたのです。
現在、米だけの酒と名乗る日本酒の中でも、「原料が米、米麹のみ」「使用する米の格付けは3等以上」「麹米の使用割合が15%以上」という要件に当てはまるものだけが、純米酒と併記されています。
副原料なし、こだわりの純米酒
沢の鶴「米だけの酒」には、醸造アルコール、糖類、酸味料などの副原料が一切入っていません。100%日本産米だけで造られた純米酒です。
麹米は65%磨くことで、お酒を上質なものに保っています。水は名水として名高い兵庫県・灘の宮水を使用。なめらかな味わいを引き出すためのミネラルが多く含まれています。
生酛(きもと)ブレンドで米の旨味を引き出す
もうひとつの特徴は、生酛(きもと)造りの純米酒をブレンドしていることです。生酛(きもと)造りとは、乳酸菌を添加せずに一から育てる方法です。日本酒の発酵の元となる「酒母」を手造りすることで、米の旨味を最大限に引き出し、濃厚なコクを生み出すことができるのです。
生酛(きもと)造りのお酒をブレンドしているため、軽快な味わいの中に、まろやかな米の旨味をしっかり感じることができます。
軽快な味わい、スッキリとした後味
沢の鶴「米だけの酒」は、軽やかでスッキリとした後味なので、毎日の食事に合わせて楽しむことができます。
甘辛度は中口で、スッと飲みやすい口あたり。普段あまり日本酒を飲まなくても、すいすい飲めてしまい驚く方もいるようですね。
毎日飲んでも飲み飽きしない、日常酒としてお楽しみいただけます。
米だけの酒を料理と一緒に楽しもう
さまざまな料理と合わせて楽しむことができるのも、「米だけの酒」の魅力のひとつ。なめらかな飲み口で、ほんのり甘い米の香りは主張しすぎず、合わせる料理を選びません。
和食だけでなく、中華や洋食などどんなジャンルとも幅広く合わせることができます。
香りが料理の邪魔をしないため、例えば、餃子や焼き肉などの味が濃い料理ともマッチ。まさに、毎日の食卓のお供にできる、安くておいしい純米酒なのです。
おわりに
日本酒にはさまざまな価格帯のものがありますが、肩肘張らず、日々食事と一緒に楽しめる日常酒としても日本酒を楽しんでいただきたいという想いがあります。今回ご紹介した沢の鶴「米だけの酒」、家でも気軽に純米酒を飲みたいけれど、パック酒はやはりそれなりの味なのでは…と感じている方に、ぜひおすすめします。
- 純米酒
米一粒一粒の力が生きています。こだわりと値ごろ感をあわせもった純米酒。
- アルコール分:
- 14.5度
- 飲みごろ温度:
- 15℃(涼冷え)、45℃(上燗)、50℃(あつ燗)
1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。
沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。
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※お酒は20歳になってから。お酒は楽しく適量を。飲酒運転は、絶対にやめましょう。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児に悪影響を与えるおそれがあります。
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