公開日: 日本酒を楽しもう

おでんには日本酒が合う!おでんと合わせたい日本酒の選び方や出汁割りの作り方

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おでん

寒い時期は、あつあつのおでんと日本酒が恋しくなるという方が多いのではないでしょうか。
日本酒にはさまざまな種類があるため、どのような日本酒とおでんが合うのか気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、おでんと合わせたい日本酒の選び方や出汁割りについて解説します。併せて、おでんと合う日本酒もご紹介します。

おでんは地域によって味・具材が異なる

おでんには地域差があり、地域によって味わいや具材が異なります。例えば、関東風と関西風があります。関東風のおでんは、昆布とかつお節から取った出汁を使い、そこに酒やみりん、濃口しょうゆを入れて味を調えます。東京では、小麦粉を練って作った「ちくわぶ」という具材を入れるのが特徴です。
一方で関西風のおでんは、薄口しょうゆを使います。そのため、関東風のおでんよりも汁が透き通っているのが特徴。出汁を強く感じる味付けになっています。また、具材は牛すじやタコなど入れることもあります。
他にも、静岡おでんといって色の黒い出汁で煮込み、青のりや出汁の粉をかけて食べるおでんも有名です。基本的に出汁やしょうゆを使ったおでんが多いですが、愛知県では豆味噌を使用した味噌おでんもあります。味噌をベースに煮込むおでんもあれば、おでんは出汁で煮て味噌をつけて食べることもあります。このようにおでんは、地域によって味わいや具材が異なります。そんなおでんは、日本酒の旨味と相性バッチリで、日本酒のアテとしておすすめです。

おでんと合う日本酒の選び方

日本酒とおでん日本酒には、さまざまな種類があります。種類によって、味わいや香りが異なることから、合う料理もさまざまです。
酸味の強いものや甘みが際立つタイプなど個性が強いものでなければ、基本的にどの料理とも合います。よりおいしくおでんと日本酒を楽しむなら、こだわって選んでみませんか。
ここでは、おでんと合う日本酒の選び方について解説します。

おでんの具材に合わせる

おでんの具材に合わせて、日本酒を選んでみてはいかがでしょうか。例えば、脂が乗っている牛すじを入れるなら純米酒と合わせるのがおすすめ。純米酒の旨味が、牛すじの脂の旨味をさらに引き出します。練り物は、白身魚を使って作られることから魚と相性の良い本醸造酒が合います。

おでんの出汁に合わせる

おでんの出汁に合わせて決めるのもおすすめです。例えば、味付けがしっかりとした味噌おでんなら純米酒がぴったりです。出汁の風味が際立つおでんであれば、旨味とキレのある本醸造酒と合わせると良いでしょう。旨味がしっかりした日本酒を選ぶことで、出汁の旨味と重なり旨味が増幅するといわれています。

おでんには燗酒と冷酒どちらが良い?

日本酒の温度はどのくらいが良いのか迷うかもしれません。基本的に燗酒、冷や(常温)、冷酒どれも合います。そのなかでも特におすすめなのが、燗酒です。温かいおでんと温かい日本酒を合わせてみてはいかがでしょうか。

晩酌におすすめ!串おでんの作り方

串おでんおでんの具材を串に刺すことで食べやすくなり、晩酌にもおすすめです。キャンプでも楽しめるので、キャンプ飯として日本酒と楽しむのも◎。ここでは、串おでんの作り方をご紹介します。

【材料(3~4人分】

(おでんの具材)

  • はんぺん…1/2枚
  • タコ…4本
  • ちくわ…1本
  • ウインナー…4本
  • トマト…4個
  • ブロッコリー…1/4株
  • こんにゃく…1枚
  • だいこん…1/2本
  • 揚げボール…8個

…他、好きな具材

(おでんの出汁)

  • 出汁…1L
  • 薄口しょうゆ…大さじ3

※おでんの出汁の素を使う場合は、商品パッケージ記載のレシピ通り作る

【下準備】
揚げボールなどの練り物はお湯をかけて油抜きをする
だいこんは、半月切りにして下ゆでをしておく
他の具材も串に刺しやすい大きさにカットする

【作り方】

  1. 具材を串に刺す
  2. 鍋にトマト以外の具材を入れて、出汁をひたひたになるまで注ぎ、薄口しょうゆを加える
  3. 中火にかけ、沸いたら火を弱火にして30分程度煮込む
  4. 食べる直前にトマトを入れて温めれば完成

おでんと日本酒の「出汁割り」も楽しもう

日本酒をおでんの出汁で割った「出汁割り」という飲み方もあります。日本酒をおでんの出汁で割ることで、味覚の基本がすべて含まれるため、より日本酒がおいしくなるといわれています。日本酒は、甘味・旨味・渋味・苦味を含んでいて、塩味を含む出汁と合わせることで基本の味覚になり、旨味や甘味が引き立たれるといわれているのです。おでんと一緒に、出汁割りも楽しんでみてはいかがでしょうか、ここでは、出汁割りの作り方をご紹介します。

出汁割りの作り方

必要な材料は、日本酒・おでんの出汁・七味唐辛子だけです。

  1. おでんの出汁と日本酒は30〜40℃くらいに温める
  2. 日本酒と出汁を1:3の割合で割る
  3. 最後に七味唐辛子をかけて完成

簡単にできるので、おでんを作った日はぜひ楽しんでみてください。また、出汁割りはおでんの出汁だけではなく、昆布・かつお節から取った出汁や鶏出汁で割るのもおすすめです。

あつあつおでんに合わせたいおすすめの日本酒3選

おでんに合う、沢の鶴の日本酒をご紹介します。

米だけの酒

沢の鶴の「米だけの酒」は、醸造アルコールや糖類、酸味料を使っていない、無添加の純米酒です。お米の旨味が心地良く、毎日飲んでも飽きません。お酒の質を決める麹米を65%まで磨いているので、飲みやすくおいしい日本酒です。
お米だけで造った日本酒は、出汁がきいたおでんとの相性バッチリ。米だけの酒はお燗でも楽しめるため、温かいおでんとお燗を合わせると良いでしょう。旨味がしっかりと感じられるので、出汁割りにもおすすめの日本酒です。

[沢の鶴]米だけの酒パック 1.8L
  • 米だけの酒
  • 純米酒

[沢の鶴]米だけの酒パック 1.8L

米一粒一粒の力が生きています。こだわりと値ごろ感をあわせもった純米酒。

アルコール度数:
14.5度

数量

生もと造りのきもとさん

キリッとした日本酒を合わせるなら、本醸造酒の「生酛造りのきもとさん」がおすすめです。生酛造りとは、酛を摺りつぶすことで自然の乳酸菌を発生させ、酵母に活力を与える伝統的な造り方。生酛造りで造られた生酛造りのきもとさんは、旨味やコク、ふくらみがあり、後味にキレのある日本酒に仕上がります。冷やして飲むと、お米の香りや旨味に軽快なキレが合わさり、心地の良いコクを感じられます。お燗で飲むと、お米の旨味がふくらみ程よい酸味とキレが増してシャープに感じられます。
おでんの出汁はもちろん、練り物などの食材と日本酒のキレが相性バッチリ。おでんと一緒に合わせたい日本酒です。

[沢の鶴]日本酒 生もと造りのきもとさん 720ml
  • 本醸造
  • 生酛造り

[沢の鶴]日本酒 生もと造りのきもとさん 720ml

コク、キレ、旨味 3拍子そろった生酛造り本醸造酒 かわいい顔して本格派やで~

アルコール度数:
15.5度
甘辛度:
中口

数量

純米

沢の鶴の「純米」は、純米酒本来の旨味に、芳醇な香りとキレの良さが特徴的な純米酒です。
生酛造りで造られた日本酒のため、じっくりと引き出されたお米の旨味や、コクの味わいをしっかりと感じられます。冷や(常温)で飲めばキレの良さを楽しめ、お燗にすると旨味が広がります。日本酒好きの方が気軽に飲める日本酒です。旨味とキレがあることから、出汁がきいたおでんとも合います。一緒に味わうことで、おでんの具材や出汁の旨味を引き立ててくれます。

[沢の鶴]純米 1.8L
  • 純米酒
  • 気軽に飲める

[沢の鶴]純米 1.8L

日本酒好きな方が気軽に飲める純米酒。純米酒本来の旨味の、芳醇な香りとキレ。

アルコール度数:
14.5度

数量

おわりに

今回は、おでんと合わせたい日本酒の選び方や出汁割りの作り方についてご紹介しました。
基本的に、日本酒であればどの種類でもおでんと合いますが、おでんと日本酒を楽しむなら、具材や出汁に合わせて日本酒を決めるのがおすすめです。また、おでんの出汁で割った出汁割りも、日本酒の旨味を引き立ててくれるおいしい飲み方です。ぜひ、寒い冬はおでんと一緒に日本酒を楽しんでください。

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沢の鶴はおかげさまで創業三百年

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沢の鶴株式会社 酒みづき編集部
沢の鶴の日本酒がもっと好きになるWEBメディア『酒みづき』。

1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。

沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。

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