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ノンアルコール・微アルコールを選ぶ人が増加中?メリットやデメリットを解説

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ノンアル・微アルとは

「ノンアルコール」「微アルコール」など、現在はアルコール量が少ないお酒、いわゆる低アルコール飲料が幅広い世代から人気を集めています。しかし、どれも似たような言葉であることから、具体的な違いがわからない方もいるのではないでしょうか。

当記事では「ノンアルコール」「微アルコール」の定義を解説し、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

ノンアルコール・微アルコールとは?それぞれの定義を解説

まずは「ノンアルコール」「微アルコール」のそれぞれの定義を簡潔に解説します。

ノンアルコール飲料とは?

国税庁によるとお酒の定義は「アルコール分1度以上の飲料」と記載されています。そのため逆説的には、ノンアルコール飲料は「アルコール分1度未満の飲料」を指すことになります。したがって、1%未満の微量のアルコールを含む商品はノンアルコール飲料と呼ぶことができるでしょう。

しかし近年の飲酒運転の厳罰化に伴い、アルコールを全く含まない0.00%のお酒がノンアルコール飲料と呼ばれる傾向にあります。酒類業9団体から成り立つ「酒類の広告審査委員会」の自主基準でも、『ノンアルコール飲料とは、アルコール度数0.00%で、味わいが酒類に類似しており、満20歳以上の者の飲用を想定・推奨しているものとする』と定義されています。

つまりノンアルコール飲料とは、広義の意味では「アルコール1%未満の飲料」を指しますが、狭義の意味では「アルコール分0.00%で、酒類に似た味わいの飲料」を指します。

参考:国税庁「お酒についてのQ&A」

参考:酒類の広告審査委員会「ノンアルコール飲料関係」

微アルコール飲料とは?

微アルコール飲料とは、新しいカテゴリー名で明確な定義は、2023年の現時点では有りませんが、アルコール度数1%未満で、微量のアルコールを含む飲料のことを指します。0.5~0.7%ほどのアルコールを含む場合が多く、近年の健康志向の高まりから各酒類販売メーカーがあらゆる商品を押し出しています。

 

アルコール1%未満なので定義的にはお酒に該当しませんが、微量のアルコールを含むことから20歳未満の飲酒禁止や、飲酒後の車の運転禁止をメーカー側がアナウンスしています。

ノンアルコール飲料・微アルコール飲料のメリットや魅力

ビールではアルコールを含まない、またはアルコール度数が低いお酒にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

お酒を飲む習慣がない人でも美味しく飲める

近年は若者のお酒離れや飲み会離れなどを耳にする機会が多く、お酒をあえて飲まない「ソバーキュリアス」という考え方も広まりつつあります。ノンアルや低アルコール飲料はそのようなお酒を飲む習慣がない人でも馴染みやすい魅力があり、アルコールが苦手でも美味しく飲みやすい点がメリットだといえるでしょう。

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アルコール摂取量を抑えられる

アルコールの過剰な摂取は体への悪影響が考えられます。そのため微アルコールや低アルコール飲料は、摂取量を抑えられる点が魅力だといえるでしょう。加えて、休肝日や禁酒中の方にも、ノンアルコール飲料は向いているといわれています。ただし、低アルコールだからといって飲みすぎてしまっては意味がありませんので、飲酒量には注意が必要です。

カロリーや糖質を抑えられる

ノンアルコール飲料には、カロリーゼロ・糖質ゼロなどを訴求している商品が多くあります。そのため、健康志向のある方からの人気が高く、カロリーや糖質を気にせずにお酒を楽しめる点がメリットだといえるでしょう。

お酒を飲んでいる雰囲気を味わえる

お酒に弱い方やドライバーの方でも、食事会やイベントで周りに合わせてお酒を飲んでいる雰囲気を味わえます。微アルコールのお酒であれば、ほろ酔い程度に抑えることができますし、0.00%のノンアルコール飲料であれば飲んだ後も車の運転ができます。

ノンアルコール飲料・微アルコール飲料のデメリットや注意点

アルコールを含まない、または度数が低いお酒のデメリットや注意点をご紹介します。メリットと合わせてご覧ください。

微アルコール飲料は飲酒運転になる。ノンアルコール飲料は注意が必要

微アルコール飲料にはアルコールが含まれています。そのため、飲んだ後は飲む量に関係なく飲酒運転になるため、絶対に運転してはいけません。

 

また、ノンアルコール飲料については注意が必要です。アルコール分0.00%のノンアルコール飲料であれば運転は可能です。運転をする前に飲むのであれば、必ずアルコール分0.00%と表記されたノンアルコール飲料を選びましょう。

微アルコールでも20歳未満は飲めない(未成年飲酒になる)

ノンアルコールや微アルコールには、アルコールがほとんど含まれていないため、20歳未満でも飲めるの?と思う方もいるかもしれませんが、アルコールが含まれていることには変わりありません。

そのため、20歳未満の方は通常のアルコール飲料と同様、飲むことは法律で禁じられています。

また、アルコール分が0.00%のノンアルコール飲料については、法律的な見方をすれば未成年でも飲むことができます。しかし、ノンアルコール飲料自体が20歳以上を想定して作られたお酒であるため、そもそも20歳未満への販売を行っていない店が多いです。

度数が高い日本酒も低アルコールで楽しめる!飲みやすくなる割り方をご紹介

割って飲む日本酒低アルコールのお酒や微アルコールのお酒を求めている方は、度数が高い日本酒を飲む機会が少ないでしょう。しかし、日本酒は他の飲み物と割ることで、アルコール度数を調整しながら楽しむことができます。

ここでは日本酒が飲みやすくなるおすすめの割り方についてご紹介します。

ソーダ割り

日本酒とソーダを1:1で割る飲み方です。アルコール度数が下がるだけでなく、炭酸の効果でスッキリとクリアな味わいを楽しめます。酸味を加えたいという方は、レモンやライムなどを添えても良いでしょう。

無糖紅茶割り

日本酒の風味を抑えたいという方は、無糖紅茶で1:1の比率で割ってみましょう。紅茶の華やかな香りが、日本酒独特の風味をマイルドにしてくれます。お好みでレモンを添えても美味しく味わえます。

ライムジュース割り

ジューステイストでさっぱりと日本酒を楽しみたい方は、日本酒とライムジュースを3:1で割った飲み方もおすすめです。これは「サムライ・ロック」と呼ばれるカクテルとして知られ、ライムの爽やかな酸味と日本酒の甘味がとてもマッチします。アルコールが強いなと感じた場合は、適宜ライムジュースを継ぎ足すと良いでしょう。

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【飲みやすさ抜群】カジュアルに楽しめる沢の鶴のおすすめ日本酒!

日本酒を気軽に、そしてカジュアルに楽しみたい方におすすめの日本酒をご紹介します。いずれも沢の鶴オンラインショップからご購入可能なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

SHUSHU Light(シュシュライト)

『日本酒をもっとカジュアルに』というコンセプトのもと開発された「SHUSHU Light」。やわらかなボトルデザインに加え、アルコール度数8.5度という低アルコールを実現した飲みやすさ抜群の日本酒です。ほのかな酸味と凝縮された旨味をカジュアルなスタイルでお楽しみいただけます。

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手に取りやすい軽やかなボトルデザイン、フルーティーな香りとやさしい甘さ、心地よいアルコール感(8.5%)を実現しました。

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たまには酔いたい夜もある

「たまには酔いたい夜もある」は、アルコール度数17.5度と高めです。たま酔いは「割って楽しめる」日本酒というコンセプトで造られた日本酒です。

お好きな飲み物と割ることでアルコール度数も自由に調整ができ、自分だけの日本酒カクテルを楽しむことができます。

 

緑茶割りや桃ジュース割りなど、おすすめの割り方は商品ページでご紹介していますので、ぜひお試しください。

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がんばる自分に、ご褒美を。「たま酔い」は、割って楽しむ日本酒。

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【新商品】整酒 トトノイサケ

沢の鶴から低アルコール日本酒が新登場。
度数が通常の日本酒よりも低めで、お家でゆったりとほろ酔い気分で過ごしたい時のお供にぴったりです。

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今日は「ととのう」。ふんわり酔える やさしいお酒。心と身体やすらぐ純米酒

アルコール度数:
10度
飲みごろ温度:
冷酒:10℃(花冷え)、燗酒:35℃(人肌燗)
数量

おわりに

昨今、ノンアルコールや微アルコールのような低アルコール飲料の人気が高まっているように、お酒の選択肢は時代とともに多様に変化しています。ただ、どんなお酒でも楽しく美味しく味わえることには変わりなく、日本酒も自身の好みのアルコール度数に合わせて楽しむことができます。

アルコール度数が高いイメージがあり日本酒を敬遠していた方も、ぜひこの機会に日本酒を手にとっていただき、日本酒ならではの魅力的な味わいをぜひ体験してみてください。

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沢の鶴株式会社 酒みづき編集部
沢の鶴の日本酒がもっと好きになるWEBメディア『酒みづき』。

1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。

沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。

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※お酒は20歳になってから。お酒は楽しく適量を。飲酒運転は、絶対にやめましょう。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児に悪影響を与えるおそれがあります。