日本酒を英語でおすすめできる?日本酒の魅力を英語で説明してみよう
海外の方に人気の日本食といえば、寿司や天ぷら、しゃぶしゃぶなどが代表例ですが、中には日本ならではのお酒=日本酒を楽しみにしている方もいます。できれば日本酒の魅力を英語で伝えたいものですが、日本酒には数多くのタイプやテイストがあるため突然説明しろといわれたら難しいかもしれませんね。
そこで今回は、海外の方に日本酒をおすすめできるように、日本酒の魅力を説明する英単語や英語フレーズをご紹介します。
Contents
日本酒を英語で言うと?
近年海外では日本食と共に日本酒の人気が出てきていて、単純に「SAKE」で通じることも多くなりました。ただ、それだけでは分からない方もまだいるでしょう。
日本酒がどういうものなのかを英語で説明できれば良いので、例えば以下のように表現するのもおすすめです。
・「Rice wine(米のワイン)」…日本酒は米が主原料のお酒なので、外国の方に分かりやすいようにワインを使う
・「Japanese traditional alcohol(日本の伝統的アルコール飲料)」…日本の歴史あるお酒であることを伝える
・「Sake is a fermented alcoholic beverage made from rice.(日本酒は米から造られる発酵したアルコール飲料です)」…日本酒がどのように造られたお酒かを伝える
このようにさまざまな言い方があるので、SAKEで伝わらなければ他の表現で伝えてみましょう。
日本酒の種類・味わいの特徴を英語で説明しよう
日本酒を外国の方に英語でおすすめするときは、具体的にどんな表現を使うと良いのでしょうか?
日本酒の種類
まず、日本酒には数多くの種類があるので、それぞれの大まかな特徴を英語で説明できるとおすすめしやすいでしょう。
大きく分けて、日本酒には以下のような種類があります。
・吟醸酒
・純米酒
・本醸造酒
これらの呼び名は英語にはないので、それぞれ「Ginjou-shu」「Junmai-shu」「Honjouzou-shu」と日本語で呼びます。具体的な違いは製法や精米歩合などにあるため、そのことを英語で表現したいときは、次のように説明してみてください。
There are several types of sake such as Ginjou-shu, Junmai-shu, and Honjouzou-shu.
They have different brewing processes and different levels of rice polishing.
(日本酒には吟醸酒や純米酒、本醸造酒などさまざまな種類があります。これらは製法や米の精白に違いがあります。)
その他に、地酒のことも英語で教えられると会話が弾むかもしれません。
Jizake is one of the Japanese sake made from locally grown rice and water from local area.
(地酒とは、各地域の米と水を使って造られた日本酒のことです。)
日本酒の香り・味わい
日本酒には独特の香りや味わいがあり、銘柄によってそれぞれ異なります。自分好みの日本酒を見つけたり、いろんなテイストの日本酒を飲み比べたりできれば、外国の方にも日本酒の奥深い魅力が伝わるでしょう。
ただし、お酒における辛口やコクなど、日本人には分かる感覚でも外国の方にはピンとこないものもあります。伝え方は必ずしも1つではありませんが、香りや味わいを説明したいときは以下を参考にしてください。
フルーティー…fruity
米のふくよかな香り…plump scent of rice
甘い…sweet
辛い…dry
柔らかい…soft
スッキリ…clear
酸味がある…acidity
濃厚・コクがある…rich
(米の)旨味がある…savory
ただし、「米の旨味」は米文化ではない外国の方には伝わりづらい場合があります。また、旨味は「umami」のまま海外に伝わっていることもあり、「umami」で伝わることもあるかもしれません。
また、米の旨味をそのまま「taste of rice」とすれば、「I can feel the taste of rice.」などのように使うこともできるでしょう。
日本酒の温度を英語でおすすめしてみよう
日本酒は温度を変えて楽しめるお酒です。それぞれの特徴を説明してからおすすめできると、外国の方も楽しく飲めるかもしれませんね。
何かをおすすめする際に便利な「I recommend~」を使った、簡単なおすすめフレーズをご紹介します。
冷酒
Rei-shu means Japanese sake served at cold temperature. It`s really refreshing so I recommend rei-shu when you feel hot.
(冷酒とは冷たい温度で提供される日本酒のことです。とても爽快感があるので、暑いときなどにおすすめします。)
冷や(常温)
Hiya means Japanese sake served at normal temperature. If you want to enjoy the original taste of rice, I recommend Hiya.
(冷やとは常温で提供される日本酒のことです。米本来の味わいを楽しみたいならおすすめします。)
燗酒
Atsukan means Japanese sake served at about 50 celsius(122 degree Fahrenheit), and its scent is stronger than Hiya. If you want to be warm by drinking, I recommend Atsukan.
(あつ燗とは大体50度で提供される日本酒のことで、冷やよりも香りが強く立ちます。身体を温めたいときにはあつ燗がおすすめです。)
Nurukan means Japanese sake served at about 40 celsius(104 degree Fahrenheit).
(ぬる燗とは大体40度で提供される日本酒のことです。)
おわりに
日本酒を表現するには、吟醸酒や純米酒、あつ燗や冷やなど日本語でさえ多くの言葉があります。香りや味わいも銘柄によってそれぞれ特徴があるため、中には伝えにくい場合もありますが、日本酒のことを少しでも英語で説明できれば、海外の方も喜んでくれるでしょう。
今回ご紹介した単語や英語表現のみが正しいわけではないので、自分なりに伝えやすい単語や表現が見つかればそちらも使ってみてください。
1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。
沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。
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