公開日: 日本酒を楽しもう

洋食は日本酒と合う?日本酒に合う洋食レシピとおすすめの日本酒

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洋食

洋食に日本酒を合わせると聞くと、本当に合うの?と思う方は多いかもしれません。日本酒は、コクのあるタイプや華やかさのあるタイプなど、種類によって味わいや香りの特徴が異なります。さまざまなタイプの日本酒があることから、相性の良い料理も幅広く、洋食にもおいしく合わせることができるのです。

そこで今回は、洋食に合う日本酒や、日本酒に合う洋食レシピをご紹介します。

 

洋食と日本酒の特徴

まずは、洋食と日本酒のそれぞれの特徴を見ていきましょう。

 

洋食の特徴

オムライス洋食は、ヨーロッパやアメリカなどの西洋料理が元となっています。日本では西洋料理の食材を揃えることが難しく、また日本人の口に合うようにアレンジされていったことから、日本独自の洋食となっています。

洋食は、トマトソースやデミグラスソース、ホワイトソースなどのソースや、スパイスを使った料理が多いのが特徴です。ソースやスパイスを使うことで、食材の良さを引き立てています。また、洋食は魚料理、肉料理と幅広くあります。洋食はさまざまな風味やテクスチャーを味わえる料理です。

 

日本酒の特徴

日本酒は、基本的にお米・米麹・水で造られています。中には、醸造アルコールを添加する種類もあります。

また、日本酒は香り、味わいの特徴から4つに分類されます。

 

薫酒(くんしゅ)吟醸酒や大吟醸など。フルーティーで華やかな香り、すっきりとした飲み口が特徴
爽酒(そうしゅ)香りはおだやかな本醸造酒や生酒が当てはまる。さわやかですっきりとしている
醇酒(じゅんしゅ)純米酒や生酛系など、味わいが濃厚でお米の旨味が味わえる
熟酒(じゅくしゅ)長期熟成させた日本酒で、奥深い濃醇な香りや味わいを楽しめる

 

洋食と日本酒はペアリングできる?

日本酒は、洋食ともペアリングを楽しめます。特に酸味が控えめで旨味の多い日本酒は、洋食の味を引き立ててくれます。また、洋食はソースやクリーム、バターを用いた料理も多く重めに感じることもありますが、日本酒を飲むことでそれを洗い流してくれるような効果もあります。コクのある日本酒や深みのある日本酒は、肉料理や濃い味にも負けません。洋食と日本酒は、実はよく合う組み合わせなのです。

 

日本酒の種類からぴったりな洋食を探そう

日本酒のタイプによって合う料理が異なります。ここでは、日本酒の種類や特徴から合う洋食をご紹介します。

 

薫酒(吟醸酒、大吟醸酒)と洋食

薫酒は、フルーティーな香りとすっきりとした後味を楽しめる日本酒です。そのため、濃い味や香りの強いものよりも、さっぱりとした味わいや酸味のある料理と合います。洋食であれば、カプレーゼやカルパッチョ、ラタトゥイユがぴったりです。

 

爽酒(本醸造酒、生酒)と洋食

爽酒のなかでも、本醸造酒は、醸造アルコールが添加されていることからすっきりとした味わいが特徴です。そのため、比較的さまざまな料理と合い、幅広く楽しめます。生酒もフレッシュで軽い飲み口のため、いろんなものと合わせやすい特徴があります。

例えば、カルパッチョのようなさっぱりした料理から、ロールキャベツやプレーンオムレツ、シーフードサラダとも相性バッチリです。

 

醇酒(純米酒、生酛系)と洋食

ハンバーグ醇酒は、お米の旨味や香りをしっかりと感じられるのが特徴です。そのため、お肉や魚などを使ったしっかりとした味わいの洋食と合います。例えば、ハンバーグやグラタンと相性バッチリです。濃厚なデミグラスソースやホワイトソースとのペアリングを楽しめます。

 

 

 

 

 

 

 

熟酒(古酒)と洋食

熟酒は、日本酒を長期熟成させたお酒が多く、深みのある複雑な味わいが特徴的です。そのため、合わせる洋食も、同じく熟成させた食べ物や甘味の強い料理が良いとされています。例えば、ビーフシチューや、鴨肉のローストやラムステーキといったややクセのある料理などが合います。また、燻製されたチーズや生ハムとも相性が良いです。

 

日本酒に合う洋食レシピとおすすめの日本酒

ここでは、日本酒に合う洋食レシピと、洋食に合うおすすめの日本酒をご紹介します。

 

鮭ときのこのクリームパスタ

鮭ときのこのクリームパスタ鮭ときのこのクリームパスタは、具材の旨味、クリームソースのコクと甘みが日本酒とマッチします。ぜひ、ペアリングを楽しんでみてください。

 

作り方は、まずパスタをゆでます。次に、フライパンにバターを入れ、溶けたら塩・こしょうをした鮭を入れて焼きます。鮭が焼けたら、玉ねぎやしめじ、エリンギを加えていきます。全体にバターが回ったら、牛乳を加えて、煮立ちそうになったら弱火にして塩・こしょうを加えて、軽く煮ます。生クリームを加えて混ぜて、煮立ったら火を止めます。ゆでたパスタをざるに上げて水を切ったら、作ったクリームのなかに入れて混ぜれば完成です。

 

このレシピに合う沢の鶴の日本酒「SHUSHU Light」

一般的な日本酒は、アルコール度数が15度前後のものが多いですが、この「SHUSHU Light」は、8.5度と低アルコールの純米酒です。軽やかな口当たりと心地良いアルコール感を楽しめます。日本酒初心者の方でも飲みやすいタイプとなっています。

「SHUSHU Light」のやさしい甘味、程よい旨味が、クリームパスタのコクを引き立ててくれます。

沢の鶴 SHUSHU ブランドサイト

SHUSHU Light(シュシュライト)180ml
    • 純米酒
    • 低アルコール

SHUSHU Light(シュシュライト)180ml

手に取りやすい軽やかなボトルデザイン、フルーティーな香りとやさしい甘さ、心地よいアルコール感(8.5%)を実現しました。

アルコール度数:
8.5度
飲みごろ温度:
10℃(花冷え)
数量

 

いちじくとマスカルポーネのはちみつがけ

いちじくとマスカルポーネのはちみつがけ一見、ワインと合うような料理でも日本酒と合わせることができます。「いちじくとマスカルポーネのはちみつがけ」もその料理のうちの1つ。さっそく作り方をみていきましょう。

 

まずは、いちじくのヘタを取り、皮をむいたら食べやすい大きさにカットします。いちじくをお皿に並べたら、スプーンでマスカルポーネをすくい、いちじくの上に乗せていきます。そして、はちみつとお好みの砕いたナッツを乗せたら完成です。

 

 

このレシピに合う沢の鶴の日本酒「Kobe1717」

沢の鶴の「Kobe1717」は、きめ細かやでコクのある味わいとすっきりとしたフルーティーな香りが特徴的な日本酒です。雑味が少ないので、日本酒をあまり飲んだことがない方でも挑戦しやすいでしょう。いちじくとマルカルポーネのさわやかな甘味とのコントラストが絶妙です。ぜひ、「Kobe1717」と一緒に楽しんでみてください。

 

[沢の鶴]純米吟醸酒 Kobe1717 720ml
  • 純米吟醸酒

[沢の鶴]純米吟醸酒 Kobe1717 720ml

神戸の自然の恵と沢の鶴の三百年の歴史が詰まった「Kobe1717」。

アルコール度数:
13.5度
数量

 

アクアパッツァ

アクアパッツァイタリアの漁師飯であるアクアパッツァ。シンプルな味付けで、素材の味わいを生かした料理のため、日本酒との相性もバッチリです。

 

作り方は、鯛の切り身に塩を振り10分置き、水気を拭きます。あさりは、砂抜きをしたら殻をこすり合わせてよく洗います。ミニトマトは洗ってヘタを取っておきます。アスパラは、筋を取ってから食べやすい大きさにカットしておきましょう。キャベツも食べやすい大きさに切っておきます。たけのこなど、季節の野菜を入れてもOKです!フライパンにオリーブ油をひいて、鯛を入れて焼き目がついたら取り出します。そのままフライパンに、刻んだにんにくを加えさっと炒めて、キャベツや鯛、あさり、トマトなど具材を入れていきます。さらに、そこに水をそそぎ、蓋をして中火で10分程度蒸せば完成です。

魚は鯛だけではなく、鰆(さわら)や鱈(たら)と言った他の白身魚でも問題ありません。

 

このレシピに合う沢の鶴の日本酒「生酛造りのきもとさん」

沢の鶴の「生酛造りのきもとさん」は、生酛(きもと)造りと呼ばれる、通常よりも手間ひまがかかる伝統的な製法で酵母に勝つ余力活力を与えて造った本醸造酒です。口当たりはまろやかで、お米の旨味がふくらみます。

お米のコクと程よく締まりのあるキレも感じられる日本酒で、アクアパッツァとも合います。

 

[沢の鶴]日本酒 生もと造りのきもとさん 720ml
  • 本醸造酒

[沢の鶴]日本酒 生もと造りのきもとさん 720ml

コク、キレ、旨味 3拍子そろった生酛造り本醸造酒 かわいい顔して本格派やで~

アルコール度数:
15.5度
数量

 

おわりに

日本酒は、洋食にも合うお酒です。ただし、日本酒にはさまざまな種類があり、特徴も異なるため、その特徴に合わせて料理を選ぶことが大切です。今回ご紹介したレシピや日本酒の種類を参考に、洋食とのペアリングを楽しんでみてください。

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沢の鶴株式会社 酒みづき編集部
沢の鶴の日本酒がもっと好きになるWEBメディア『酒みづき』。

1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。

沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。

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