【8月が旬】食材を使った日本酒と合う料理やおすすめ日本酒を紹介!
季節の食材を使った料理を楽しみながら日本酒を楽しみたい、という方も多いと思います。料理と日本酒の両方を味わうためには、組み合わせを考えることが大切です。
今回は、料理の味を引き立てる日本酒の選び方をはじめ、8月が旬の食材を使った日本酒と相性ぴったりの料理・レシピ、そして、それぞれの料理におすすめの日本酒についてご紹介します。
Contents
料理に合う日本酒の選び方
日本酒にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。例えば、醤油やバターといった濃い味付けの料理に合うのは、お米の香りが特徴の純米酒です。煮物や肉料理、洋風の料理に合わせるのもよいでしょう。
刺身や天ぷらといった比較的さっぱりした味わいの料理に合わせるのであれば、軽い口当たりの吟醸酒が最適です。
ほかにも、濃厚な味付け、さっぱりした味付けの両方に合う種類として本醸造酒が挙げられます。すっきりとした清涼感がある種類であり、さまざまな料理に合うでしょう。
日本酒に合う8月が旬の食材
日本酒に合う8月が旬の食材について、野菜類、海鮮類に分けてご紹介します。
野菜
8月が旬の野菜のなかで特に日本酒に合うのは、トマト、オクラ、ししとう、かぼちゃ、きゅうり、ゴーヤです。さっぱりした味のトマトやきゅうりは、どの種類の日本酒にも合わせやすいでしょう。
また、ゴーヤといった特徴的な味の野菜もおすすめです。野菜の香りを消すことなく日本酒と調和するので、野菜の旨味と日本酒の香りを両方同時に楽しめます。
海鮮
8月が旬の海鮮類のなかで特に日本酒に合うのは、アジ、ウナギ、クルマエビ、アオカマス、サザエ、カンパチです。基本的に日本酒はどの海鮮類にも合いますが、タレで調理したウナギやバター醤油で味付けをしたサザエなど、濃い味付けの料理と合わせるのもよいでしょう。
日本酒と相性抜群!8月が旬の食材を使った料理を紹介
8月が旬の食材のなかには栄養価が高いものが多く、健康ケアにも効果が期待できることが魅力です。
そこで、沢の鶴の日本酒と相性が良い料理と、料理ごとにおすすめの沢の鶴の日本酒を紹介します。8月が旬の食材を使い、料理と日本酒の味の調和を楽しみましょう。
アジのカルパッチョ
アジにはたんぱく質やカルシウム、ビタミンが多く含まれており、栄養素のバランスが非常に良いといえます。夏の暑さ、紫外線によってダメージを受けた身体を修復するのにも役立つでしょう。
生魚と日本酒の相性はいうまでもなくばっちりで、夏の暑い時期にも最適なマリアージュです。
材料はアジ、水菜、プチトマト、パセリ、酢、オリーブオイルや塩コショウです。
水菜はざく切りにしてお皿に広げます。
その上にアジのお刺身を並べたら、プチトマトを適量ちらし、オリーブオイル・酢・塩コショウで味付けをして完成です。
お好みでパセリを乗せると鮮やかな緑で夏を演出できます。
フレッシュな素材にオリーブオイルの利いたカルパッチョには、米の香りが優しく香る軽めの純米酒を合わせましょう。
トマトのカプレーゼ
トマトにはカリウムやクエン酸が多く含まれており、夏バテの予防・解消、疲労回復に効果が期待できます。カプレーゼはイタリアンサラダの定番であり、新鮮なトマトとやわらかいモッツァレラチーズ食感と旨味を味わえるでしょう。
日本酒と酸味のあるトマトは合うの…?と思うかもしれませんが、実は酸味のある食べ物も日本酒との相性はばっちりです。
材料はトマト、モッツァレラチーズ、オリーブオイル、そして塩と胡椒(少々)です。
トマトとモッツァレラチーズは1cm程度の厚さに切り、交互になるように皿に並べます。そこにオリーブオイルを適量かけ、塩と胡椒で味を整え、最後にバジルで彩りを添えれば完成です。
酸味と甘味があるトマトと相性が良く、爽やかな風味のある吟醸酒を合わせましょう。吟醸酒がトマトの甘味を引き立てるので、夏の暑い時期に最適です。
また、日本酒は発酵して造られているため、同じ発酵食品のチーズとも相性が良く、中でも吟醸酒は、吟醸香という白ワインによく似たフルーティーな香りを持っています。特にチーズにおすすめの吟醸酒、ぜひお試しください。
ゴーヤチャンプルー
ゴーヤにはビタミンCが多く含まれており、夏の紫外線が強い時期には最適な食材だといえます。ゴーヤチャンプルーは豚肉や卵を使った比較的ボリュームのあるメニューであり、日本酒のおつまみとしてだけではなくご飯のおかずにもなるので、食事をメインにして日本酒を楽しみたいという場合にもよいでしょう。
ゴーヤチャンプルーと相性がいいのは、本醸造生酒です。ゴーヤ特有の苦みと卵や豚肉の甘味が、すっきりとした味わいの本醸造生酒にぴったり合います。本醸造生酒はお米の香りが特徴の、甘くなりすぎないお酒です。香りも抑えられているので、ゴーヤの風味を損なうこともありません。夏は、5度前後の冷酒にしていただくと、おいしく味わえます。
ゴーヤチャンプルーの材料はゴーヤ、豚肉、豆腐、卵、ごま油、醤油、鰹節、旨み調味料です。
ゴーヤは縦半分に切ってスプーンで種とわた取り除いたら、5mm程度の厚さに切ります。
豆腐はキッチンペーパーを使ってしっかり水気を切り、豚肉は食べやすい大きさにカットしておきましょう。
フライパンにごま油を熱したら豚肉を炒め、次にゴーヤを入れて30秒ほど炒めます。豆腐、溶き卵を入れて火が通ったら旨み調味料、醤油、鰹節を加えて味を付けたら完成です。
- 本醸造生酒
- 爽酒
- アルコール分
- 13.5度
- タイプ
- 爽酒
- 飲みごろ温度
- 5℃(雪冷え)、10℃(花冷え)、15℃(涼冷え)
おわりに
日本酒には種類があり、それぞれ特徴が異なるため、合う料理にも違いがあります。食材の特徴と、米の香りが特徴の本醸造生酒、爽やかな香りの吟醸酒など日本酒の特徴を活かせるよう工夫することが大切です。旬の食材を取り入れることによって、毎日の食事を楽しむことにつながります。料理の味付け、食材そのものの味を引き立てられる日本酒を選びましょう。
1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。
沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。
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