沢の鶴×ヤンマーの「酒米プロジェクト」から誕生した日本酒ブランド。
昨年発表された、沢の鶴とヤンマーがタッグを組んで挑戦する、新しい酒米作りのための取り組み「酒米プロジェクト」。
先進的な開発技術と営農ノウハウをもっている「ヤンマー」と、 三百年にわたって、伝承の醸し技と品質へのこだわりを受け継ぎ、日本酒を造り続ける「沢の鶴」。この両社が協力し、“日本の米作り、日本の農業を変えたい”という両社の熱い志のもと、発足されたのが「酒米プロジェクト」です。
このプロジェクトから誕生した初めての日本酒が、「沢の鶴 X01」(グッドデザイン賞を受賞)。前代未聞のチャレンジの幕開けはここから始まりました。
第二弾のX02は…
「すべてが見える酒造り。」がテーマ
第一弾のX01は「黒」をテーマカラーに、シックなデザインでしたが、第二弾のX02は、それに対峙するように「白」がテーマカラー。
「白」それは混じり気のないものだけに与えられる特別な色。
X02はお米の収穫情報、醸造情報全てが管理され、その情報を包み隠さずお客様に提供します。
ラベルにデザインされたQRコードを読み取ると、トレーサビリティーページを見ることできます。
沢の鶴の酒造りについて
米を生かし、米を吟味し、米にこだわる。
沢の鶴の創業は、1717年。米屋を営んでいた初代が、副業として灘の西郷で酒造りを始めました。
現在、沢の鶴のマークの一つになっている「※」印は、米の字からとっています。
創業から三百年受け継がれている米へのこだわりは、この発祥に由来しています。
これからも沢の鶴は、日本酒の旨さの決め手である「米」にこだわって、酒造りを続けていきます。
米、栽培、醸造、
すべての面で進化を追求。
“酒造りに適していて、育てやすい”という特長をもった、未来の日本の農業を支える酒米づくりを目指す当プロジェクト。
第二弾では厳選された単一品種の米・ICTを活用した栽培の見える化・五感を総動員した酒造り、その全てで進化を追求しました。
今までになかった米で醸造
X02は、2年におよぶ研究・試験で最も評価の高い一品種に絞り込んだ米を使用しています。
今までになかった全く新しい酒米です。
従来の酒造りで多く使われる山田錦は、良質な酒を生み出す一方で、稲が倒れやすく育てるのが難しいとされていました。
この課題を解決するため、何万種類にもおよぶ米の種子の中から、ヤンマーが研究・選択・栽培し、沢の鶴が試験醸造を行いフィードバックするという一連の流れを何度も繰り返しました。
そうして今回採用された酒米は限られた農地でも多く収穫でき、こうべが垂れず倒伏しにくい、気象変動に強い、原料処理がしやすい、香気成分が優れているなど、育てやすく酒造りに適した米に進化しました。
トレーサビリティの徹底管理
酒米の育成にドローンを導入し、栽培の見える化をしています。
ドローンのリモートセンシング(遠隔からの観測)で圃場を管理。
生育状態をマップ化することで、酒米の育成状況を確認することが可能です。
肥料や水にアンバランスがある箇所などをピンポイントで識別。
これにより、必要な部分に必要な対応ができるため、均一に良い米にすることを実現しました。
そのほかにも土壌診断や密苗、スマートアシストなどICTを活用したヤンマー独自の酒米ソリューションによって栽培された初めての酒米です。従来の既成概念を超えた価値観を市場に提供し、未来を見据えた農業に取り組んでいます。
五感を総動員した酒造り
2年間の試験醸造を繰り返した末に選び抜いた単一品種の米。
その米の特長を最大限に生かすために、麹造りにはいつもより時間をかけ、米の旨味と上品な甘味をもったお酒になるように仕込みました。
仕込んだ後は、品質に大きな影響をおよぼす温度管理に徹底して気を配りました。そして、香りがよく、上品な甘味があり、雑味が少ないギリギリのタイミングで酒を搾りました。
酒造りに関わるスタッフ全員が、それぞれの持ち場で五感を総動員して出来上がったのが「X02」です。
X02
GALLERY沢の鶴 X02ギャラリー
PRODUCT DATA 「沢の鶴 X02」商品情報
味わいの特徴
程よく熟した果実を思わせる上立ち香と含み香があり、上品な甘さが口中に広がります。
そのあとほのかな旨味が感じられ、すっきりとした後味のキレをお楽しみいただけます。
味わいマップ
アルコール度数 | 15.5度 | 酸度 | 1.3 |
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日本酒度 | -8.0 | アミノ酸度 | 1.3 |
※価格はメーカー参考小売価格【消費税込】: 1,650円 / 180ml、5,500円/720ml
おすすめの
飲み方
15℃近辺に冷やしていただくとおいしくお飲みいただけます。果実のような香りと上品な甘味のバランスがよく、すっきりとした後味とともにお楽しみいただけます。