“新しい酒米を作る”という、
前代未聞のプロジェクトから生まれた日本酒。
沢の鶴とヤンマーがタッグを組んで“新しい酒米を作る”という壮大なプロジェクトに挑戦。
前代未聞のプロジェクトの背景には、“日本の米作り、日本の農業を変えたい”という両社の熱い志がありました。
「沢の鶴 X01」は、このプロジェクトによって開発された、記念すべき初めての日本酒です。
農業の未来を切り拓くプロジェクト。
沢の鶴とヤンマーが着目したのは「酒米」。
沢の鶴は、1717年に兵庫県の灘五郷で、米屋の副業として「※」のマークを掲げて酒造りを始めました。創業から300年続く理念は『米を生かし、米を吟味し、米にこだわる』。その一環として、これまで以上に農業へ積極的に関わり、米作りのプロフェッショナルと協業して、まったく新しいものをゼロから生み出す機会を探っていました。
一方、ヤンマーは、日本の農業が抱えている生産量減少や後継者不足の問題を打開しようと、持続可能な農業を実現し、生産物の付加価値を高めていきたいと、その方法を模索していました。そこで注目したのが、近年、輸出で伸びを見せる日本酒の原料「酒米」。酒米の開発・改良を行うことで、日本酒が食卓にのぼるまでをサポートし、日本の農業を明るくしたいと考えていました。
先進的な開発技術と営農ノウハウをもっている「ヤンマー」と、伝統に裏打ちされた高い技術と知見を生かして試験醸造を行う「沢の鶴」。この両社が強力なタッグを組み、前代未聞のプロジェクトが幕を開けたのです。
【 沢の鶴×ヤンマー 】
「沢の鶴 X01」への両社の想いと取り組み
沢の鶴株式会社
代表取締役社長 西村 隆
ヤンマー株式会社 アグリ事業本部
酒米プロジェクトリーダー 山岡 照幸
まだ世に出ていないDNA をもつ、新しい酒米で醸す「沢の鶴 X01」
新しい酒米作りは、何万種類にもおよぶ米の種子の中から、酒造りに適していると思われる品種をヤンマーが研究・選択・栽培し、沢の鶴で試験醸造を行いフィードバックして進んでいきます。この一連の流れを何度も繰り返して生まれる酒米は、今までにない血統をもち、日本酒の味わいにさらなる多様性を与えてくれます。
酒米の王様・山田錦の双璧となる、新しい価値観
誕生以来80年間も酒米トップの座に君臨してきた山田錦。良質な酒を生み出す一方で、稲が倒れやすく育てるのが難しいとされています。この課題を解決し、“酒造りに適していて、育てやすい”という特徴の酒米を目指す当プロジェクトでは、地球温暖化や気候変動にも対応した農作物、ITを活用した栽培など、未来を見据えた農業を視野に入れ、従来の既成概念を超えた価値観を市場に提供していきます。
100年後の日本のために
消費者・農家・企業。このプロジェクトに関わるすべての人々を大切にすることが、継続して改革を進める上で必要不可欠だと語る、沢の鶴とヤンマー。その視線の先には、農業や食をはじめとした、日本酒を取り巻くあらゆる産業の発展があります。
まだスタートを切ったばかりですが、これまでの既成概念を大きく変え、農業、そして日本酒の未来を変える可能性を秘めたスケールの大きい取り組みに挑戦しています。今後も進化を続ける当プロジェクトに、ぜひご期待ください。
「沢の鶴 X01」商品情報
味わいの特徴
注いだ瞬間に広がる、熟した果実を思わせる香りが印象的です。口に含むと、芳醇でフルーティーな香りとともに、上品な甘みとふくらみのある味わいが広がります。純米大吟醸酒らしい香味を充分に楽しんでいただくことができます。
アルコール度数 | 15.5度 | 酸度 | 1.3 |
---|---|---|---|
日本酒度 | +4.0 | アミノ酸度 | 0.8 |
メーカー参考小売価格: 1,650円【消費税込】 / 180ml
おすすめの飲み方
10~15℃に冷やしていただくと、おいしくお飲みいただけます。
特に15℃前後で、純米酒ならではのふくらみのある味わいが引き出されます。